SDコール用に適切なノートパソコンについて

 SDコールにはMDプレーヤをしばらく使い、その後HDプレーヤを使っていましたが、コールのチップ数が多いときはパソコンの方が曲のリストを一目で見ることができて選曲が楽ですし、Singing Call やRDのキューシートはその曲に関連付け、即参照できるので便利です。SD Playerを使用すれば、速度調整・キー調整も容易にでき、連続リピート設定も容易にできます。またアドバンスやチャレンジではリーディングを行うことが多いのですが、SD Reader でパソコン画面に表示させれば紙のコールシートは不要になります。(下の例をご参照ください)
 MDを使わなくなった理由はパソコンとの連携ができない、メディアに録音した後編集がしにくい(コピ−・貼り付けができない)、音の歯切れがよくない感じ等の理由です。HDプレーヤはバックアップ用に使用しています。
パソコンを使えば音楽とコールシートが一体(ペーパーレス)、音楽は選曲が容易、速度調整・キー調整も可能。

シンギングコール リーディング
表示画面例
説明 SD プレーヤーとシンギングコールの
シートを表示させた例
SDプレーヤーとSDリーダーでC1コールを
表示させた例

 SDコールに使うことができるパソコンは音楽の演奏が主ですので、あまりCPUパワーを必要とせず、最新型でなくてもかまいません。しかし持ち運ぶので軽量なものがいいですね。電池だけで長時間使うことができればACアダプタを持ち運ばなくてもよいので、さらに好都合です。光学ドライブを搭載している機種もありますが、軽量化・電池の消耗を考慮すると、ドライブは外付けのものがよいと思います。
★持ち運ぶので軽量なパソコンがよい(光学ドライブ外付け)。電池だけで長時間使えるものがよい。

 まずパソコンのCPUです。コールに使う用途であれば最新型でなくてもよく、700MHz以上が目安でしょうね。CeleronよりはPentium のほうが性能は上、Pentium IIIよりはPentium Mが新しいCPUです。このほかCPU周波数が同じでも、メモリー・グラフィックスアダプタ・チップの性能、HDのアクセス速度等もパソコンの全体性能に影響します。同じCPUでも東芝ダイナブックSS2000,/2010よりPanasonic レッツノートCF-R1,/T1の方が軽快に動くように感じます。HD Benchで測定した結果もそうでした。Windowsは安定性の面からWindows 2000またはWindows XPが推奨です。Vistaは高性能ハードウエアが必要で中古品には向きません。
★CPUはそれほどの高性能でなくてもよい。コール用には中古パソコンで十分。OSはWindows 2000またはXP。

 こういう条件でできるだけ安価に入手することを考えました。Yahooオークションで中古パソコンを探してみると、Windowsもインストールされ即使用できるものは中古品市場価格とあまり変わりませんが、Windowsが消去されているとか、ハードディスクが外してあるとかいったものもあり、ジャンク品で破損したり故障したものも出品され、こういうものにも結構値がついています。またばらして部品で出品されているものもあります。当初はジャンク品では後が面倒なので避け、ハードディスクやOSがなくても機械として動作しそうなものを落札して整備し、使えるようにしました。その経緯を中古パソコン整備記録「その1〜その5」で記載しています。各社のモバイルパソコンを手がけましたが、最終的に軽量・性能面からレッツノートに到達しました。その後レッツノートの整備に慣れてきてジャンク品の整備をしています。これが中古パソコン整備記録「その6〜その8」です。これらのレッツノートは3〜4年程度前のモデルですが結構処理速度が速く、コールに使う限り最新型との性能差はあまり感じません。SD・RDのコール・キューのほか、動画の再生、デジカメ写真の閲覧、ワンセグTV視聴、インターネット閲覧にも使用していますが、快適に使用できています。OSはWindows 98やMEは不安定でよくフリーズしましたが、Windows 2000、XPになってからは安定して使い易くなりました。スタンバイや休止機能も安定し、これを使うほうが電源を切った状態からWindowsを立ち上げるのに比べ格段に使い易いと思います。スタンバイ状態からの復帰は 10秒程度で使える状態になります。電源を切った状態と同等な休止状態からでも20秒程度で復帰します。
★Panasonic レッツノートが使い易い。スタンバイ機能を使えば立ち上げも10秒。

 私自身現在2台のレッツノートをコール専用で使用しています。1台はレッツノート CF-R1 700MHzで、これは画面が10.4型でやや小さいのですが、小型軽量ですので担当チップ数が少ない岐阜サンデーの例会で使用しています。またC1,C2の例会でもこのパソコンへ”SD Reader”で表示させ、Readingを行っていますが、文字のフォントを大きくして問題なく使用できています。もちろん眼鏡は必要ですが(^_^)。もう一台 CF-T2 900MHzは画面が12.1インチとやや大きく文字が見やすいので、1人でSD・RDを全部担当する一宮SDC例会のコールに使用しています。
 このレッツノート CF-R1/R2/T1/T2は非常に軽量で電池駆動時間も比較的長く、持ち運びに最適な反面、CD-ROMドライブは内蔵していません。したがってインストールやファイルのやりとりには外付けUSB接続CD ROM(RW)ドライブを追加購入するか、別にパソコンがあれば外部メモリーやLANのファイル共有を経由してコピーして使用することになります。
★文字を読むには大型液晶がよいが、重量との兼ね合いで12インチ程度が適切、光学ドライブは外付け。

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