”SD”で作ったコールリストの加工

No.

手順

操作

(クリックで拡大)

Wordで読み込む  ファイル(F)−開く(O)で「ファイルを開く」の画面が出ますが、”SD”のフォルダ内をさがしクリックしても、そのままでは何も表示されません。Wordの画面下の方にある「ファイルの種類(T)」の▼をクリックして「全てのファイル(*.*)」をクリックするとフォルダ内のファイル全部が表示され、その中にsequense.xxのファイルがあります。
 これをクリックすると右図のような画面になります。”SD”のインプット画面では赤と青のグラフィックスが表示されますが、ファイルを読みこんだ場合はグラフィックスはなく、ダンサーの絵もテキストのみで表示されています。タイトルや空白行をDeleteキーで詰めるとページが無駄になりません。(Excelに読み込んで空白行を詰める方法:第4項参照)
 とりあえずこの画面をWordで印刷すれば使えます。

図1

Wordから切り取り  以下は1ページに多く印刷したり、判り易く絵表示にする方法です。
 Wordの画面で、編集(E)−すべて選択(L)、で文字全部が反転し選択画面になります。次に、編集(E)−切り取り(T)、で切り取り(クリップボードへ取り込み)ます。
 

Excelへ貼付け  Excelの新しいワークシートを開き、ここで、編集(T)−貼り付け(P)、で右図のようにクリップボードからExcelの表に貼り付けます。Wordでは1列だけですが、1行の文字数を予めWordで調整しておけば、ExcelにはA4の1ページに 3列程度貼り付けることができます。
 なおWordで切り取ったあとは、Wordの画面に何も残りませんが、この状態で上書き保存します。切り取らずコピーをしてExcelに貼りつけ、Wordの画面に残したまま終了すると、Sequence.xxにも残ったままとなり、次にSDを起動した場合残った構成に続けて書き込まれていきますので、注意が必要です。

図3

行間の詰めをExcelで行う  WordでDelete キーを押せば、行間は詰まりますが、1行づつスクロールしながら キーを押さねばならず大変面倒です。これをExcelで自動的に詰めるようにしてみました。右図にその例を示します。
 A列:B列の文字が無い時 0とし、文字が有るときは 1から順に番号をつける
 B列:この列にWordから切り取ったテキストを貼りつける
 C列:単なる一貫番号,D列:B列の文字数,E列:単なる一貫番号
 F列:VLOOKUP関数でA列の番号の横にある B列セルの内容をE列の番号の横にある F列セルに表示する
 第7行目の各セルの計算式を第3行に記載しておきましたので、参考にしてください。なお他の行は第7行の計算式をコピーすればOKです。
 VLOOKUP関数を使う時はリストの部分を名前で定義しておく必要があります。この例では$A$6から$b$1004の範囲をListという名前で定義しています。
 F行の計算結果を[編集]−[コピー]して他のシートに貼りつけますが、貼りつけるときは、[編集]−[形式を選択して貼りつけ]−[値]をクリックして貼りつけます。単なる貼りつけでは参照位置が変わってしまいますので、各セルに 0しか表示されません。
行間詰めファイル例

図4

ダンサー表示を文字から絵に変える

連絡先
藤岡

 ダンサーの表示を文字から右図のような絵にすると判り易くなります。これには外字を作り、置換するわけですが、ダンサーが男4組×4方向、女4組×4方向あり、置換するにしても32回繰り返す必要があります。けれどもこの操作はExcelのマクロにしておけばワンタッチで置換できます。
 なお当然のことですが、この図はそのコンピュータにダンサー絵表示の外字が登録されていないと表示されません。他のコンピュータにファイルをコピーする時は注意が必要です。単にExcelのファイルをコピーしただけでは外字の絵は表示されず、[・]が表示されるだけです。

 私が作った外字及びマクロ(外字ファイルはなぜかアップロードできません)
 以下この外字フォントとマクロファイルのインストールについて記します。

図5

 
1) ファイルのコピー
上記外字及びマクロのファイルを適当なフォルダへコピーします。

2) 外字フォント EUDC.TTE とEUDC.EUFのインストール:
 [スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[フォント アイコン]をダブルクリックします。上方のメニューで[ファイル]→[新しいフォントのインストール]をクリックし、追加します。
 なおこのとき「EUDCを作成または置換できません:共有違反がありました。送り側または受け側のファイルは使用中かもしれません。」などとエラーメッセージが出てコピーできない場合があります。この場合はコマンド プロンプトを使うとコピーできます。
 ・まずEUDC.TTEとEUDC.EUFのファイルをC:ドライブのルートディレクトリ(フォルダ内ではないところ)にコピーしておきます。
 ・[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]とクリックして起動します。
 ・黒い画面が出たら > の右へ次のように入力します。[Enter]は[Enter]キーを押すという意味です。
  cd \[Enter]
  copy eudc.* windows\fonts[Enter]

 これでWindow\Fontsフォルダ内にコピーされます。コピー(インストール)後、エクスプローラーで確認しても見えない場合がありますが、[eudc]をキーで検索してみて有ればインストールできています。なおこれが完了するまで外字エディターは起動しないほうがよいです。
 
3) MS Excel マクロファイル Personal.xls の自動起動:
 Personal.xls を C:\Program Files\Microsoft Office\Office11\xlstartのフォルダー内へコピーします。
 なお、Office11フォルダーはバージョンにより異なりますがxlstartフォルダがある場所です。
 
4) 外字の登録
 ・ [スタート]−[プログラム(P)]−[アクセサリ]−[外字エディタ]、とクリックし、外字エディタを立ち上げます。
 ・ [ファイル(F)]−[フォントのリンク(F)]−[◎全てのフォントにリンクする]、をクリックします。[OK]、をクリックします。[編集(E)−コードの選択]、で出た画面にダンサー絵表示の外字が表示されれば、ダンサー絵表示の外字は使用できます。
 
5) マクロの実行
 外字登録後、Excelの図4表示状態で[Ctrl]キーを押しながら[E]キーを押すと([Shift]キーは押さない)、マクロが実行されて順に置換され、図5のようになります。
 なおこの操作をしたら元へ戻すことはできないので注意が必要です。ワークシートのコピーを作っておき、置換するのがよいと思います。ワークシートのコピーを作るには [Ctrl]キーを押しながらワークシートのタブをドラッグします。コピーのワークシートで置換を実行すれば元のワークシートには置換してないものが残ります。

 以上

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最終更新日 : 2012/4/12

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