SD Reader について
一宮SDC 藤岡
”SD Reader”はこれもスクエアダンスを楽しまれている方が作られたソフトウエアで、以前S協の機関紙に掲載紹介されていました。”SD”等で作成したコールシークエンスをパソコン画面に表示し、Reading Callを行うのに適しています。またSDやSdttyを使って作ったコールシークエンスを図入りで(作成時”Keep Picture”で保存してあれば)印刷できます。そのダウンロードから使用方法について解説します。使用方法について詳しくは”SD Reader”にHelpファイルがありますので、それをご参照ください。
1.SD Readerのダウンロードと解凍
2020年7月現在、SD Readerのページがリンク切れであり、新しいページも探しましたが、見つかりません。こちらへご連絡いただき、ダウンロード済のファイルをご利用ください。
1) SD Readerのホームページを開きます。
・[Download(ダウンロード)]のリンクをクリックします。
・続いて[SDReaderSetup.exe ver2.23.1
(日本語インストーラ付き 約2.3MB)]をクリックします。2) ダウンロード画面が出ます。[ディスクに保存する]、にチェックマークが入っていると思いますので、[OK]をクリックします。
保存場所に”SDReader Setup.exe”というファイルが入ります。3) SDReaderSetup.exeは圧縮ファイルになっていますが、自己解凍形式ですので、そのままアイコンをダブルクリックします。このときセキュリティの警告画面が出ますが、[実行]をクリックします。 [SDReaderセットアップウィザードの開始]画面が表示されますので、これを続行します。 セットアップウィザードが完了するとスタートメニューに[SDReader]が登録されます。
2.SDリーダーの起動、Sequenceの読み込み、画面操作
1) ”SDReader”を起動すると、右図のような画面になります。
・上方にメニュー、その下に3つに分かれた区画がありますが、最初に起動したときはすべてブランクになっています。2) データベース新規作成
・Sequenceを登録するデータベースファイルを作成します。
・上の[ファイル(F)]をクリックし、さらに[データベース新規作成]をクリックします。
・新規作成ウィンドウが表示されたら、下の方の[ファイル名]欄へ適当なファイル名を入力します。
(例えば、Plus01、Plus02、A2_01等)
・入力したら[開く]をクリックします。これでデータベースファイルができ、拡張子(表示設定にしてあれば)がmdbになります。
*このデータベースファイルはレベル毎に作成する必要があります。(PlusとA2を混在することはできません)3) コールSequenceの読み込み
・画面上方の[ファイル(F)]をクリックし、さらに[シークエンステキストを読込]をクリックします。
・先に”SD”等で作成してある”Sequence.plus”等という名称のファイルの置き場所をたどり、そのファイルをクリックして[開く]をクリックします。
(まとめて複数のファイルを選ぶには最初のファイルをクリックした後、[Shift]キーを押しながら最後のファイルを選びます。あまりたくさんのファイルを同時に選ぶと異常終了してしまいますので、最大6つ程度にします。)
・[C:\Sd\Sequence.Plusから○件読み込みました]というようなメッセージが出て、画面に表示されます。4) 表示画面のキー操作
・左側窓⇔中央窓相互の移動は[←][→]で行い、中央窓内スクロールは[↓][↑]で行います。1つのSequenceが最下行までスクロールすると自動的に次のSequenceの先頭へ行きます。
・画面外枠や縦の境界線をマウスでドラッグし、読みやすい幅に調整します。
・右側のダンサーの絵は”SD”等でSequenceを作成するとき ”Keep Picture”をしてあれば表示されます。(”SD”でSequenceを作成するときの操作方法については右のリンクをクリックしてください) ”SD”の操作 5) 文字サイズの変更
・文字を大きくして読みやすくするには上のメニューで[設定]→[オプション]をクリックします。
・[フォント・色]タブをクリック→[変更]をクリックすればフォントサイズ等が変更できます。6) データベース切り替え
・上のメニューで[設定]→[オプション]をクリックします。
・[データベース切替]タブをクリックします。
・[F1]から[F9]キーへそれぞれ別のデータベースを登録しておくとファンクションキーを押すだけで瞬時に表示を切り替えることができます。(例えばPlus01からPlus02へとか、Plus02からA2_01へ)
登録するには、例えばF1キーであれば、登録画面で[F1]の右端にある[参照]をクリックし、フォルダをたどって関連付けたいデータベースファイルをクリックします。
・[Shift]キーや[Ctrl]キーも併用すればこの3倍のデータベース数が登録できます。具体的に登録方法を例示すると、このように(別ページ)なります。
7) 右クリックメニュー(注記)
・左側の窓のシークエンス タイトルを右クリックするとメニューが出ます。(右図参照)
・シークエンスを選択しておいて(まとめて選択する場合は[Shift]キーを押しながら選択する)右クリックすると注記メニュー(コール済みとかコールNGとか)が表示されます。これのどれかをクリックして注記マークを付けることができます。8) このほか[ヘルプ]を参照していただけば色々な機能があります。
3.SD ReaderでSequenceを印刷
1) ・”SD”で作成したSequenceファイルは拡張子がMS, Plus, A2等になっていますが、実体はTEXTファイルですので、[ファイルの種類]を[すべてのファイル]に指定して[メモ帳]で読み込み印刷することはできます。しかしダンサーの絵もTEXTを使って表示されており、印刷しても見にくく味気ないものになります。 2) ・印刷したいシークエンスを”SD Reader”で読み込み、[ファイル]→[印刷プレビュー]をクリックするとダンサーの絵がきれいに表示されます。印刷すれば、右図のように1枚のシートを縦に2分割して印刷されます。なおダンサーの絵を表示・印刷するには、”SD”でシークエンス作成するとき、最初に”toggle keep all pictures”をクリックし、絵を記憶させておく必要があります。または常時keep all picturesにする方法があります:[常時keep all picturesにする方法について]
・軽量ノートパソコンで画面に表示してコールをすれば印刷は不要ですが、デスクトップパソコンしか無い場合等、”SD”で作成したシークエンスを印刷するのにこの”SD Reader”は好都合です。
'17.7.2更新、'07.6.14 作成 藤岡