録音ダンスに対応した Wplayer
1.Wplayerとは | |||
所謂テープダンスですが、今はテープを使うことはかなりまれですね。というわけでこの記事では「録音ダンス」という用語にしました。 mp3音楽(コール)ファイル等をパソコンで再生する「Winamp」の操作を録音ダンスに適した画面で操作をし易くするためのソフト、とでも言ったらよいでしょうか。キーボードでスタート・ストップ操作や少し戻したり、飛ばしたりできます。またタイマーが大きな数字で開始後の時間や残り時間を表示してくれます。 無線マウスを使えば、一時停止・再スタート(だけ)がリモートコントロールできます。 |
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このソフト単独では再生できません。「Winamp」をインストールした後、この「Wplayer」をインストールして使用します。 | |||
Version 1.23 | Version 1.9.10 | ||
2.Winampのダウンロードとインストール | |||
Winampはフリーソフトで、下記のサイトからダウンロードできます。 | |||
窓の杜の「画像・映像・音楽」のページ(下記)を開きます。 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/winamp/ これをクリックするとWinampのダウンロードサイトが開きます。 緑色の「作者サイトからダウンロード」をクリックします。 英語の”DOWNLOAD WINAMP”の下にある、”FOR YOUR PC”をダブルクリックします。 Winamp Loveの右にある、DOWNLOAD WINAMPの下、Windows: Winamp 5.666.の下にある、 http://www.filehippo.com/download_winamp/をダブルクリックします。 新しいページが開きますので、最上部Winamp 5.666 Full Build 3516の右にある、「最新バージョンをダウンロードする」をダブルクリックします。(なおこの下にある、”File Opener”は関係ないものなので、大きな文字の「ダウンロード」はクリックしないでください) ダウンロード後、インストールを行います。 |
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再生速度やピッチを調整できる「Pacemaker」というアドオンを使うとよいでしょう。これは下記のサイトでダウンロードできます。 | |||
WinampのPlug-insのページ(下記)を開きます。 http://www.surina.net/pacemaker/download.html この最上部にある「Download PaceMaker plug-in for Winamp player versions here:の下にある PaceMaker v2.6 [393 kBytes, released 30-Oct-2011]をクリックするとダウンロードできますので、Winampをインストールした後でインストールします。 |
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3.Winampの設定 | |||
WInampを起動後、上方にあるメニューで[オプション]→[設定]をクリックします。 | |||
左端の設定項目の[プレイリスト]をクリックします。 | |||
[プレイリストのフォントサイズ(ピクセル単位):]の数字を20位にすると文字が大きくなり見やすいでしょう。 | |||
次に左端の項目を下へたどり、[プラグイン]の[DSP/エフェクト]をクリックします。 | |||
Pacemaker をインストールしてあれば、"PaceMaker tempo contoroller v1.32"がありますので、これをクリックします。 | |||
設定画面右上の×をクリックして終了します。 | |||
これでPaceMakerの画面が現れますので、スライドバーをマウスでドラッグすれば調整できます。 | |||
Tempo:速度は変わりますが、音の高さは変わりません。 | |||
Pitch:音の高さが変わりますが、速度は変わりません。 | |||
Speed:速度に同調して音の高さが変わります。 | |||
4.Wplayerのダウンロードとインストール | |||
「Keith Rubow's Download Page」(下記)を開きます。 http://krubow.com/Downloads.htm ページ中ほどにあるWplayer 1.00 (obsolete)の項目にある、Click her to show/hide detailsをクリックします。 Download Wplayer 1.00(または2.00):の右にある、SetupWplayer.exeをダブルクリックするとダウンロード画面が出ます。 「ファイルを保存」をクリックします。ダウンロードが完了したら、このファイルをダブルクリックするとインストールされます。Windowsからセキュリティの警告画面は出ますが、承知のソフトですので、「実行」をクリックします。 |
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その下に新しいバージョンがありますので、こちらの方がよいかもしれません。私自身はVer.1.00のほうが使い易いのでこれを使っていますが、以下Ver.2.00で説明します。 「Wplayer Version 2.00 for Windows」の項目右にある下記の2つのファイルをダウンロードし、インストールします。 SetupWplayer200.exe SetupQt4Lib.exe |
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5.Winampへの曲(コール)の読み込み | |||
Winampの右端にある曲の表示されるスペース(プレイリスト)の最下部左側にある[+]をクリックし、[フォルダの追加]をクリックし、曲が保存してあるフォルダをたどってクリックします。 | |||
フォルダ内の曲がプレイリストに表示され、再生が始まります。 | |||
・プレイリストの保存 | |||
[+]に右に[−]、[ ]、[MISC]、[ ]と並んでいる右端の[ ]をクリックします。 | |||
「プレイリストの保存」をクリックし、適当な名前を入力して保存します。 | |||
・プレイリストを開く | |||
次回Winampを起動したときは、最後に表示されたプレイリストが表示されますが、他のプレイリストを開きたい場合は、右端の[ ]をクリックして「プレイリストを開く」をクリックし選びます。 | |||
6.Wplayerを使う | |||
Version 1.23の画面 | |||
Version 1.9.10の画面 | |||
・Wplayerを開くと自動的にWinampが開き、前回最後に表示していたプレイリストが表示されます。 | |||
他のプレイリストを開く場合は、メニューから[Play]→[Playlist]をクリックし、開きたいプレイリストファイルを開きます。 | |||
・Wplayerの操作はマウスでも行えますが、キーボードのほうが使い易いと思います。 | |||
[スペース]キー:曲の再生・停止 | |||
一時停止後停止した時点より少し前に戻して再生開始する機能があります。上のメニューで[Setting]→[Options]を開き、[Back Time]の数字を変えれば変更できます。これを 1に設定すれば、1秒前に戻って再生を開始します。 | |||
[←]、[→]キー:5秒前に戻す、5秒後へ送る | |||
この戻したり、早送りする秒数は上のメニューで[Setting]→[Options]を開き、[Skip Time]の数字を変えれば変更できます。 | |||
[Z]キー:その時点をスタートにするためのゼロポイントを設定する。 *コールシークエンスの最初のポイントで[Z]を押すとよい。 |
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[R]キー:[Z]で設定したポイントへ戻す | |||
[Page Up]、[Page Down]キー:前のチップに戻る(Prev)、次のチップ(Next)に進む。 | |||
[T]キー:タイマーが動いているときはタイマーを止める。[スペース]キーで自動的にタイマーはスタートする。タイマーが止まっているときに[T]を押すとリセットされる。 | |||
[Back Space]キー:直前に[Z]で設定したポイントをキャンセルし、もう一つ前の[Z]で設定したポイントに戻す(Undo)。[Z]で設定してなければ、チップの頭へ戻る。 | |||
[D]キー:[Back Space]の反対の機能で逆に進める(Redo)。 | |||
[↑]、[↓]キー:Winampの音量調整を上げ下げする(Volume Up, Volume Down)。 システムの音量(画面右下にあるスピーカーアイコンで調節する音量調整)は変わらない。 |
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・時間表示 | |||
左の窓:曲の頭または[Z]を押した時点からの経過時間(分:秒) | |||
右の窓:10分から順次減るタイマーの表示。10分経過すると背景が赤くなり、タイマー表示が0に戻る。 [T]を押すとリセットされる。 タイムアップの10分は上のメニューで[Setting]→[Options]を開くと変更できる。 |
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7.Wplayerの停止・Playをリモートコントロール | |||
例会等でコーラーを含めて8人ぎりぎりの場合、コーラーがセットに入って録音で踊る、ということはままあります。この場合セットが壊れそうになるとき、踊りながら一時停止ができると好都合です。 | |||
・私はこの目的に無線マウスを使って一時停止・Play操作をリモートコントロールしています。 | |||
小型の無線光学マウスを購入し、マウス裏側の光る部分に黒いテープを貼って検出部を隠します。なおこのテープ部分が少しでも動くと反射光でマウスカーソルが移動してしまいますので、内側に厚紙等を貼ったほうがよいでしょう。 | |||
無線マウスをパソコンに接続した後、マウスカーソルをパソコンのフラットパッドでWplayer画面のPlay/Pause釦に合わせます。 | |||
これでマウスの左釦を押せばWplayerは一時停止、再Playのリモートコントロールができます。踊るとき手にマウスがあるとちょっと他の人と手がとりにくかったり、誤ってマウス釦を押して一時停止してしまうこともありますが、慣れてくればうまくできるようになります。 | |||
更新2014.7.26 Uploaded 2013.12.27 Fujioka