”SRC Sdの操作方法について
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1)入力
入力方法  チャレンジの複雑なコールについても入力できますので、Sequence作成には重宝しています。 この”SRC Sd”は、ボディーフローやハンドワークもチェックする機能があり、問題がある場合警告が出ますので、これが非常にうれしい機能です。
 このソフトの操作はキー入力しかできません(マウスでは操作できません)。このSRC Sdを使いたい方は、まずブラインドタッチ入力を習得したほうが良いでしょう。毎日1時間程度練習すれば1週間程度でできるようになります。ですが、キー入力をかなり補完してくれますので、ブラインドタッチでなくても使えるかもしれません。
 
使用開始  起動するとレベルの入力が促されます。Enter Dance Level: ここへ例えば”C2”と入力します。
 Enter new file name:と出ます。特に指定しなければ、[Enter]キーを押すとSequence.C2になります。
 Enter New number: と出ます。特に指定しなければ、[Enter]キーを押すと”1”になります。すでに5まで作ってあれば自動的に6になります。
 Enter label:と出ます。特に指定しなければ、[Enter]キーを押します。
 Startup command (press 'Enter" to start a new sequence)> と出て、Sequence作成待ちになります。

 
スタート スタートは[F1]が heads start 、[Shift]+[F1]が sides startとなりますので、この後[Enter]を押します。スクエア体型からのスタートは単に [Enter]です。
 
入力のルール ”SD”と違い、ほぼコールどおりに入力すれば受付けてくれます。
touch 1/4 and roll、 follow your neighbor and spreadなど、そのまま入力できます。
all 8 circulate, partner tradeは入力したとおりに動きます。
少し特有のルールがあります。例えば;
double pass thru ポジションの場合、単に pass thru と入力しても受付けません。 Centersしか出来なくても centers pass thru [Enter]のように "centers"の入力が必要です。
またcentersだけがActiveの状態でも、単に"boys run"などと入力するとboys全員がrunをしてしまいますのでMSの場合などは注意が必要です。
入力補完 そのレベルに応じ、入力が補完されます。例えばA2の場合;
fan the topはfan[space][space]
centersはce[space]でcenterとなるのでsを追加入力
chain reactionはchain r[spase]
motivateはmot[space]
cast a shadowはcast a[space][space]
scoot chain thruはsc[space]でscootとなるのでその後ch[space]でよい。
  スペルの途中まで(その語が特定できる所まで)入力し[space]キーを押すと補完されます。
 
  ボデーフロー 体型さえ適切であればボデーフローに関係なく動いてしまいますので、コマンドを入力するときにはダンサーの動きがスムーズにつながるよう配慮する必要があります。
  例えば   ・ 男性がEndsのWaveからboys run, bend the lineは男性が前進の動きへ後退の動きが続きスムーズではありません。
  Heads right and left thruからlead to the rightは左回りの動きへ右回りの動きが続きスムーズではありません。
4 in line のbend the lineから、flutter wheel や ladies chainは一部のダンサーが後退の動きへ前進の動作がつながり、スムーズではありません。
なおボデーフローが悪いと警告が出ます。例えば;
 *BoysがLeadsのWaveからboys run, bend the lineでは、Awkward flow for some dancers(一部のダンサーが動きにくいフロー)という警告が出ます。
 *Centersが左手をとっている2 faced lineやright hand waveからhalf tagを入力すると、これはAwkward for centers(センターズが動きにくい)と警告が出ます。
  
ハンドワーク スムーズなダンスにするためには、右手と左手が交互になるよう動作をつなぐ必要があります。
  Centers square thru 3/4からright and left thru あるいはtouch 1/4は右手で終わる動作(左手が出ている)に右手で始まる動作が続きスムーズではありません。(これはなぜか警告が出ません) 
連続回転 同一ダンサーと同一方向の回転が続くのは、ダンサーにとって気持ちのよいものではありません。同じ手での回転が続くのは避けるべきです。これは大抵 ”repeated use of same hand”のように警告が出ます。
右手のMini WaveでCast Off 3/4, Swing thruは右手で3/4回転、更に右手で1/2回転になります。
Swing Thru, Centers Cast Off 3/4の場合、Centersが1/2+3/4回転になります。
Spin chain the gearsやRelay the deuceyの後、Fan the topはCentersが3/4+3/4回転になります。
取り消し コマンドを取り消す場合は [F9] [Enter] または undo [Enter] で1つ前に戻ります。なおGetoutをさせず途中でやめる場合abortまたはquit [Enter]をキーインします。
 
Anything Call Anything コールは大抵そのまま入力すれば受付けます。
[F8]キーで<any>と表示されますが、複雑なもの以外はかえってこの入力方法はめんどうです。
 
Star turn
の変化
Spin chain the gears, Motivate, Chain Reaction等のStar turnを変化させるには次のように入力します。
 spin chain the gears turn the star 1/2、motivate don't turn the star 等。
 
ヒント コマンドを入力し、ヒントが欲しい場合コマンドの後に"?"を入力します。例えばC1でfinish? と入力するとその候補が表示されます。
 
コメント挿入 insert [Enter]でコマンドとは関係の無いコメントを入れることができます。日本語で入力すると画面では文字が化けます。SD Readerでも日本語は文字化けしますので、アルファベットで入力したほうがいいでしょう。
 
スタート時の
Ladies Chain
Side ladies chain, heads star thruのような動きは次のような方法で入力します。
”just [Enter]”または単に[Enter]で開始するとfrom squared setになります。
 ここでsides ladies chain [Enter]、heads star thru [Enter]のように入力できます。
4 ladies chain [Enter]、 heads star thru [Enter]はそのまま入力できます。
なお4 ladies chain 3/4[Enter], の後heads star thruは"Can't handle..."というエラー表示が出て入力できません。head boys step ahead, side girls step aheadは入力でき、センターへ進みますので、この後centers star thruと入力します。C1以上ではhead boys press aheadなども使えます。
 
  図の挿入 SD readerでダンサーの体型図を表示するには、最初の起動設定で指定しておきます。
 
  Getout  Getoutはその条件がそろうと resolve is: pass thru, left allemande 等表示が出ますので、[F10]を押すと”end this sequence”となります。[Enter]をキーインして完了させます。これで作成したシークエンスが保存されます。
 その後 Enter new label: という表示が出ますが、単にAcceptをクリックするか、Enter キーを押せば特に指定されません。
 
   コンピュータにGetoutを探してもらうこともでき、resolve [Enter] または[F4] [Enter]とキーインすれば自動的にそのレベルでのGetパターンができます。その後Enter resolve command:と出るので、accept [Enter]を入力します。これが気に入らなければ”quit” [Enter] または”q” [Enter]で取り消されます。もう一度[F4] [Enter]を再度キーインすると別のGet out が表示される場合もあります。
 
  その他  DBD、非対称などにもかなり対応しており、賢いソフトだと思います。但し逆に非常に特殊な体型でも無理にやってしまうことがあり、後でその解釈に物議をかもすことがありますので、それぞれの体型からどういうコールを入れるかは自分でよく見極める必要があります。 

2) 終了
 exit [Enter] と入力すると終了します。ファイル名を特に入力しなければ、sequence.** (**はMS、Plus等)というテキストファイルがSRC Sdのフォルダ内へ自動的に作成されます。なおこのファイルは同じ名称の場合、再立ち上げしたとき前に作ったものが残っていてこれに追加する形で書き込まれます。私はファイル名に日付等を追加変更して保存しています。不要になった段階でsequense.**ファイルをゴミ箱に捨てるか、またはWord等で編集→全て選択→編集→クリア→上書き保存をして内容を削除します。

3) 編集
 MS Word、メモ帳で [ファイル]−[開く]とクリックし、[ファイルの種類]右側の▼をクリック、[すべてのファイル]を選択、”SRC Sd”フォルダ内にある Sequence.xx というファイルをクリックすれば取り込みでき、編集・印刷ができます。ただ体型図はSD画面のようにグラフィックスにはなりません。テキストで表した図になっています。なおコールに使う場合は印刷せず、SD Readerで読み込み、パソコン画面に表示してコールするのが一般的です。 

作成したSequenceをSD Readerに表示すると、左の項目欄が数字になっています。これは編集画面の2行目の数字です。
この数字を書き換えると作成時の注釈にできます。例えば2022.1_workshopとかに変えてみます。なおただ変えて保存しただけでは、SD Readerの画面は変わりません。SD Readerの変えたい項目を右クリックして削除し、その後このSequenceを再読み込みします。
 
 フリーウェアのテキストエディタ Tera Padを使用すると読み込むファイルの拡張子を追加指定できますので、これを使用すると一発で対象ファイルが表示され便利です。
 Tera Padはインターネットで「Tera Pad」で検索すればダウンロードできます。これで[読み取り対象ファイル]を次のように設定します。
 [ツール]→[ツールの設定]→[ファイル]タブとクリックし、[ユーザーファイルフィルタ]の項目に ;*.ms;*.plus;*.a1;*.a1;*.a2;*.c1;*.c2;*.c3a;*.c3;*.c4のように追記します。

 印刷にはこれがお奨め
 SDで作成したコールシークエンスをパソコンに表示してそのままリーディングコールに使うことができる ”SD Reader”というソフトが徳山SDC河村さんにより開発されました。(日本SD協会機関紙 2003.9月号に掲載されています) このソフトを使うと印刷もグラフィックスが入りきれいにできます。印刷するにはこれが最も簡単です。
 でもこのソフトの本来の使い方は作ったSequenceをパソコン画面に表示してペーパーレスでリーディングすることですね。
 ☆ SD Readerのインストールと操作方法について (但し残念ながらこのダウンロードサイトが2016年1月頃からリンク切れになっていてみつかりません。)

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 改訂2022.1.14、作成 : 2016/5/10

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